最初から最後まで雪の緊張感が全体を貫かれている作品「誠実な詐欺師」

  book

携帯を家に忘れて、電車の中で読むつもりで買った本。
ムーミンの作家トーベ・ヤンソンが書いた「誠実な詐欺師」冨原眞弓訳。

背幅が1cmにもみたない薄い本なのに777円。やや高い印象。

聡明だけど無愛想なため人から嫌われてしまう黄色い目をしたカトリと
純朴なために頭が悪いと思われているカトリの弟マッツ、純真でお金持ちなため
街の人や出版社から騙されているイラストレーターのアンナの3人の物語。

弟 マッツにボートを買うために、カトリはアンナの家に乗り込み、不利な契約をしているアンナの書類を全部見直し、印税のパーセントをあげたり、いい条件で契 約できるよう策略し、少しずつお金を貯めていく。しかし、その公平さや賢さかから街の人やかつての主人に嫌われ、子供たちに「魔女」と呼ばれ、アンナにも 煙たかがれるカトリ。

そんなカトリが今の時代に生まれていたら、裁判官か弁護士 か、有能なファンドマネージャーにでもなっていただろう。聡明で恐ろしく公平で、間違ったことを言わないように慎重に言葉を選び、目的を遂行するまではど んな失敗も起こさないよう、細心の注意を払う。たった数名の登場人物しかいないのだが人間の基本的なパターンが凝縮されているように思える。

結局、世の中には感情的なアンナタイプか論理的で慎重なカトリタイプが純朴で素直なマッツか、小さい事ばかり気にして他人のうわさ話をしている街の住民タイプに分けられるか、またそのすべてのタイプのバランスでなりたっているように思える。

ドラマティックな展開が有る訳ではないけれど、黄色い目をした慎重で聡明なカトリのように、最初から最後まで雪の緊張感が全体を貫かれている作品。

個人的には姉、弟のことを考えた。
カトリはまるで姉のよう。私はカトリのように弟のことを思いやってあげれたのだろうか?

デジタルスケープ DTP seminarとブラジル・フェスティバル

  Culture,Design

金曜日にデジタルスケープ主催のDTPセミナーに行ってきました。

セミナーのタイトルは「古い流儀で使い続けていませんか?作業を効率化し、直しに強いデータを作るIllustratorのデータ制作の新しい流れ」

お茶の水のデジタルハリウッドで開催されたこのセミナー、参加者は20代〜60代。講師の鷹野雅弘氏曰く、事前のアンケートで参加者の使っているillustratorのバージョンバラバラだったそうです。多分まだOS9のillustrator8で作業されている方も少なくないようでした。

今回の収穫は、アピアランスの使い方、スポーツ新聞文字を作る時のグラフィックスタイルの活用、ライブペイント、kulerの使い方当たりです。

また、イラレで便利というサイトも教えていただきました。スクリプトを入れてイラレをカスタマイズしたくなりました。

自己流で使っているので、このように情報をアップデートすることの大切さを実感。さっそく明日からの仕事で作業効率が上がることを期待!

また、土曜日は代々木公園開催されていたブラジリアンフェスティバルに参加。お散歩にふらっと代々木公園にいったら、偶然フェスティバルが開催されていました。リッキーマーティンみたいなメンズとペネロペ、ミーガンフォックス、シャキーラのようなブラジリエンヌ。フェロモンがモジョから溢れているような彼らを見ていたら、なんだかブラジルに、それか日本のリトル・ブラジル群馬県大泉に住みたくなりました。やっぱりラテン系の人たちと生活すると小さい悩み事など気にならなくなって、毎日が楽しそう!

イペリーニャ(ラムベースのお酒)を調子に乗って3杯飲んでしまい、勢いがついて隣に座っていたブラジリアン美女に話しかけ、彼女が7年日本にいたこと、(多分、今年から)ビザの更新が難しくなって、3年ビザだったのに、3ヶ月毎に入国管理に更新にいかなくてはならなくなったことを教えてくれました。10歳の子供がいると言っていた美しい30歳のドニさん、お話ありがとうございます。日本の冷たい対応、ごめんなさいね。いろんな人種が日本に住むって素敵だと思うのですが、だめですかね?